冬になると粉をふく頬、ヒゲ剃り後にヒリつくアゴ──「オレ、脂っぽいはずなのに 乾燥肌?」と戸惑う30代以上の男性が急増しています。
実は男性の肌は 皮脂は多いのに水分保持力が低い 『インナードライ』になりやすく、放置するとかゆみ・赤みだけでなく シワやたるみの加速 につながることも。
本ガイドでは、バリア機能の要=セラミド に注目した最適な保湿戦略を紹介します。
目次
なぜ男の肌は乾燥しやすい?──「バリア機能」低下のメカニズム
- 皮脂量は多いが水分保持力が低い
- 30代を境に皮脂分泌が減少 → インナードライ化。
- 角質バリアの要=セラミド※
- 角質細胞間を埋める“細胞間脂質”の約50%がセラミド。
- 減少すると水分が蒸発 → かゆみ・赤みが発生しやすい。

セラミドも加齢と共に減少し、50代で20代の約半分の量になります
- 外的ストレス(紫外線・マスク摩擦・ストレス)でバリアがさらに崩壊。
まずは自己診断!あなたの乾燥タイプはどれ?
① 洗顔後10分で頬がつっぱる ⇒ 水分不足型
角質層の水分保持力が低下しているため、洗顔後のわずかな蒸発でも肌が即座にひきつった状態になる。
対策▶ヒアルロン酸やPCA-Na配合の化粧水で水分を補給し、続けてセラミド乳液で『フタ』をして蒸発を防ぐのが鉄則。
② Tゾーンはテカるのに頬は粉をふく ⇒ インナードライ型
皮脂だけが過剰に分泌され、角質層の水分量は不足している『外油内乾』状態。
対策▶洗顔しすぎると皮脂がさらに過剰分泌し悪循環に。洗顔は夜1回+朝はぬるま湯に切り替え、ヒアルロン酸化粧水→セラミド乳液で水分保持を優先しましょう。
③ 赤み&かゆみが頻発 ⇒ バリア破綻型
角質層のセラミドが極端に不足し、外部刺激(乾燥・摩擦・花粉)が直接真皮に伝わり炎症を起こしやすい状態。
対策▶弱酸性・無添加の洗顔料に切り替え、洗顔後30秒以内にセラミド高配合の保湿剤で『即時リペア』することが必須。
さらに、摩擦を避けるためタオルで押さえるだけの拭き取りに徹し、マスクや衣類の縫い目が当たらない工夫をしましょう。
今日からできる『保湿最適化』基本の3ステップ
- 洗う:弱酸性・アミノ酸系洗顔料で皮脂を取りすぎない。
- 潤す:高保湿化粧水を500円玉サイズ
- 推奨成分:ヒアルロン酸Na・PCA-Na
- 守る:セラミド乳液 or クリームでフタ
- セラミドNP/AP配合を選ぶ。
- 朝はSPF30以上の日焼け止めで紫外線バリアも強化。
メンズにおすすめ!保湿アイテム3選
カテゴリ | 製品名 | 主な保湿成分 | 特徴 |
---|---|---|---|
化粧水 | オルビス ミスター スキンジェルローション | ヒアルロン酸Na・BG | とろみゼロでベタつかず、オールインワン使いも可 |
乳液 | キュレル 潤浸保湿乳液 | セラミド機能成分・スクワラン | 無香料・低刺激。髭剃り後もヒリつきにくい |
スペシャルケア | DHC MEN ディープモイスチュア フェースマスク | グリセリン・加水分解コラーゲン | 高い保湿力。週1〜2回の集中チャージに |
購入のコツ:成分表示で『セラミド』が上位にあるか確認。価格より含有量と続けやすさを優先。
生活習慣も保湿力に直結!チェックリスト
- □ 水を 1.5L/日 飲めている
- □ 就寝前の アルコール・カフェイン を控えている
- □ 睡眠6.5h以上/0時前就寝を意識
- □ 室内湿度を 50〜60% にキープ
- □ 週1回は ノンストレスDAY(長風呂やサウナでストレス発散)
まとめ:セラミド補給+習慣改善で『かゆみゼロ肌』へ
- 男性の乾燥は『皮脂低下 × セラミド不足』が主因。
- 弱酸性洗顔 → 高保湿化粧水 → セラミド乳液の3ステップが最短ルート。
- 乾燥を放置するとシワ・たるみに直結するので、今日から最適化を!



一度に全てやるのは大変です。ここでも、まずはできる所から!
次に読む『男のスキンケア入門』で基礎を固め、乾燥知らずの清潔感を手に入れましょう。
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