スキー・スノボで焼けない男のUV完全装備|雪面反射と標高の科学から最適解を出す

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冬のゲレンデは『暑くない=焼けない』じゃありません

新雪の強い反射標高、そして真昼の集中照射で、実は夏より容赦なく焼けます。

この記事では、公的資料の数値をベースに『雪山仕様』のUV対策を道具×行動で最短化。

今日からそのまま実践できます

目次

要点

  • 雪面反射で直達+反射の『二重に紫外線の影響がある』。新雪は約80%反射、晴天の雪上では直達に反射が加算。
  • 標高効果1000m上がるごとに+10~12%紫外線増。
  • 時間帯:夏は10~14時で1日の約60%、冬は同時間帯で80~85%が集中(=昼前後が危険)。
  • 薄曇りでも油断禁物UV-Bの80~90%が透過
  • 基本6原則(避ける/日陰/帽子/衣服/サングラス/日焼け止め)を雪山仕様にチューン。

なぜ冬のゲレンデは焼けやすいのか(科学的理由)

1) 雪面反射が強い

地表面の反射率は素材で大きく変わり、新雪は約80%。晴天の雪上では直達光+雪面反射が合算され、受ける紫外線が増えます。

2) 標高が上がるほど強くなる

空気が薄くなるほど紫外線は減衰しにくく、標高1000m上昇で+10~12%増。

山岳リゾートは平地より紫外線の影響を受けます。

3) 真昼に照射が集中する

夏は10~14時に1日の約60%、冬は同時間帯で80~85%が集中。昼前後の行動管理がカギ。

4) 薄曇りは『ほぼ通す』

薄い雲でもUV-Bの80~90%が透過。雪×薄曇りは「涼しいのに焼ける」典型パターン。

出典 環境省 紫外線環境保健マニュアル2020

UVI(紫外線指数)の見方と行動目安

UVIは1–2(弱い)~11+(極端に強い)で区分。

6–7=強い、8–10=非常に強いは、長袖・帽子・日焼け止めが推奨、日中の外出を控える目安にも。

滑走日は朝にUVI予報を確認してプランを調整しましょう。

出典 環境省 紫外線環境保健マニュアル2020

男の『雪山UV完全装備』(道具編)

顔用日焼け止め

  • 条件:SPF50+/PA++++、耐水摩擦(ゴーグル/マスク擦れ)に強い処方
  • 形状
    • スティック…手を汚さずリフト上で上塗りしやすい(眉・小鼻・頬骨の高い所に重ね塗り)。
    • ミルク/ジェル…広範囲をベースで。乾いた肌にムラなく。
  • 塗り直し:汗や摩擦で落ちたらこまめに上塗り(リフト休憩時など)。

目の保護(サングラス/ゴーグル)

  • UVカットレンズは必須。基本原則としてサングラスの着用は推奨事項の一つ。ヘルメット+ゴーグルで隙間風と反射光も抑えます。
  • 帽子/ヘルメットの庇は眼へのUVばく露を約20%低減のデータ(帽子の効果)。

ウェア/マスク

  • 覆うのが正義:ネックゲイター・フェイスマスク・ハイカラーで露出を最小化。衣服で覆うこと自体が推奨。

日陰と休憩の使い方

  • 日陰=安全ではない。散乱・反射で日陰でも紫外線の影響はある。目安として日陰の照度は日向の約50%

シーン別・運用テンプレ(当日そのまま使える)

出発前(宿/自宅)

  1. 洗顔→保湿→日焼け止めを『土台』として全顔&耳&うなじ
  2. ゴーグルが触れる頬骨・鼻梁・眉重ね塗り

滑走前(駐車場/ベース)

  • フェイスマスクやネックゲイターで露出最小に。
  • UVIを再確認し、昼ピーク(11:30~13:30)は屋内/日陰で休憩を計画。

滑走中(リフト/休憩)

  • 汗を拭く→スティックで上塗り
  • SPF入りバームをこまめに。

帰宿後(アフターケア)

  • 耐水タイプは丁寧に洗浄(ぬるま湯+洗顔料)。
  • 保湿でバリア回復をサポート(乾燥は遅れて火照りを誘発)。

使い分け早見表(形状×用途)

形状向いてる場面コツ
スティックリフト上の上塗り/頬骨・鼻・耳エッジで線を描いて→指で馴染ませる
ミルク/ジェル朝のベース塗り首・耳・うなじまで“外気に触れる所”全部
トーンアップ写真映え重視ゴーグル下の白浮きに注意

よくある質問(FAQ)

Q. 曇ってる日は日焼けしない?

薄い雲でもUV-Bの80–90%が透過します。体感に反して焼けるので要対策。

Q. 雪焼けは夏より危険?

冬は一般に弱いものの、『雪の反射で紫外線の影響が約2倍に近づく』ことがあり、高山では顕著。

Q. 標高の影響は?

1000mで+10~12%。標高が上がるほど日焼けリスクが増します。

Q. 日陰は安全?

安全ではない。散乱・反射で紫外線の影響は続き、日陰は日向の約50%程度。日陰でも帽子・サングラス・日焼け止めを。

Q. まず何を優先すべき?

公的推奨の6原則(避ける/日陰/帽子/衣服/サングラス/日焼け止め)を雪山に合わせて運用すること。

チェックリスト(保存版)

  • □ UVI予報を確認(6以上は“強い”、8以上は“非常に強い”)。
  • □ 顔・耳・うなじまで朝のベース塗り/頬骨・鼻梁・眉は重ね塗り。
  • □ スティック常備(リフト休憩で上塗り)。
  • □ ゴーグル/サングラス(UVカット)+フェイスマスク。
  • □ 昼ピークは屋内で休憩、日陰も活用(ただし被ばくゼロではない)。

※記事の参考文献・主要ソース▶https://hadakatsu-mens.com/references/

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