結論ボックス(忙しい人向け)
- 耐水(SPF50+・PA++++・スティック)=オイルorバーム→乳化→泡洗顔
- 非耐水(ジェル/ミルク)=水性ジェルorミセラ→泡洗顔は状況次第
- 仕上げは30秒以内に保湿(化粧水→セラミド入り乳液/ジェル)
目次
なぜ『正しく落とす』が超重要?(肌荒れ・毛穴・くすみの観点)
- ウォータープルーフ=耐水膜が肌に残りやすい。
- 残留したUVフィルター+皮脂が酸化→くすみ・黒ずみの原因に。
- とはいえゴシゴシ摩擦はNG。バリア破壊→ヒリつき・乾燥を招き、翌日の化粧ノリ(UVのノリ)も悪化。
日焼け止めタイプ別「落ちやすさマップ」
スクロールできます
タイプ | 代表例 | 落ちやすさ | 推奨クレンジング | ダブル洗顔 |
---|---|---|---|---|
ジェル/ミルク(非耐水) | SPF30-50、日常用 | 易 | 水性クレンジングジェル/ミセラ | 不要〜状況次第 |
クリーム/エッセンス(耐水) | SPF50+・PA++++ | 中 | オイル/バーム | 必要 |
スティック | 擦れ・皮脂に強い | 難 | オイル/バーム+綿棒 | 必要 |
スプレー | 髪・首・腕など | 中 | ボディオイル→ボディソープ | 部位により |
用語ミニ解説
- 耐水:水・汗で落ちにくい処方。
- フリクションプルーフ:こすれに強い。スティックに多い。
アイテム別:正しい落とし方(決定版レシピ)
オイルクレンジング(最も確実)
- 乾いた手・乾いた顔で適量(2〜3プッシュ)。
- 指の腹でTゾーン→Uゾーンへ、小さな円で30秒。
- 乳化:手を軽く濡らし白く濁るまで15〜20秒。
- 32〜34℃のぬるま湯で入念にすすぐ。
- 弱酸性の泡洗顔を1回(ダブル洗顔)。
用語ミニ解説 乳化(にゅうか)
水と油が界面活性剤の働きで細かく混ざり合い、白く濁ったミルク状になる現象。
クレンジングでは、オイルになじませた後に少量のぬるま湯で乳化させることで、皮脂や日焼け止めを包み込んでするっと洗い流せるようになり、洗い残し・乾燥を防ぎます。
バームクレンジング(乾燥しやすい人向け)
- 指で温めて柔らかくし、目周りは薬指でやさしく。
- 手順はオイルと同じ(乳化→すすぎ→泡洗顔)。
水性クレンジングジェル(軽いUVの日)
- 乾いた肌に広げ、30〜45秒なじませてすすぐ。
- 基本は1ステップでOK。ベタつきが残るなら軽く泡洗顔。
ミセラウォーター(コットン拭き取り)
- コットンをたっぷり湿らせ、置く→滑らせるで摩擦最小化。
- 帰宅後は必ず泡洗顔+保湿で仕上げる。
クレンジングシート(外出先の応急処置)
- 押さえる→すべらせるの順。ゴシゴシは厳禁。
- 帰宅後に洗顔&保湿を必ず実施。
スティック/スプレーの『落とし残し』対策
スティック(こめかみ・耳前・生え際)
- オイルを含ませた綿棒でくるくるとなじませる → 乳化 → すすぎ。
- 生え際・眉尻・鼻翼は残留しやすいので鏡で要チェック。
スプレー(髪・首・腕)
- シャワー前にボディオイルを薄く全体へ → その後ボディソープ。
- 首のシワ・うなじ・耳裏は円運動で洗い残しゼロへ。
肌タイプ別の最適解
脂性・毛穴詰まり型
- 夜:オイルor油性ジェル→泡洗顔。
- 週1〜2回 酵素洗顔で角栓リセット。
乾燥・インナードライ型
- バームorミルク+すすぎ短め(32〜34℃)。
- 摩擦ゼロを徹底 → 即保湿でバリア回復。
敏感・髭剃り負けが出やすい
- 水性ジェルorミセラをメインに。
- アルコールフリーを選び、タオルは押さえ拭き。
『落とした後』のバリア回復ルーティン(30秒ルール)
- 化粧水:ヒアルロン酸・PCA-Naで速攻給水。
- 乳液/ジェル:セラミド配合で水分を“挟み込み”。
- スポット鎮静:赤み・ヒリつきにはグリチルリチン酸2K系バームを薄く。
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シーン別ケーススタディ

- 通勤+屋外ランチ:日中は非耐水ジェル → 夜は水性ジェルorミセラで十分。
- 真夏の海・キャンプ(耐水フル装備):オイルorバーム→泡洗顔で確実に。
- ジム帰り(すぐシャワー):ミセラ→泡洗顔→保湿。
- 仕事中の塗り直し(スティック):帰宅後にオイル+綿棒で生え際・眉尻を重点オフ。
よくある失敗&Q&A
Q1. 熱めのお湯のほうが落ちやすい?

熱めのお湯は、皮脂を過剰に溶かして乾燥悪化。『32〜34℃』のぬるま湯が最適です
Q2. ダブル洗顔は毎回必要?



オイル/バーム使用時のみ推奨。水性ジェル・ミセラは肌状況で判断してください
Q3. ニキビが増えた気がする…



乳化不足・すすぎ不足・スティックの生え際残りが原因になりがちです。手順の見直しを。
まとめ:今日からのチェックリスト
- □ 使った日焼け止めのタイプを把握した
- □ クレンジングは乾いた手・乾いた顔から始めた
- □ オイル/バームは必ず乳化した
- □ 『32〜34℃』でしっかりすすいだ
- □ 30秒以内の保湿(化粧水→セラミド)を徹底した
付録:タイプ×推奨クレンジング早見表
スクロールできます
日焼け止め | ベスト | 代替 | ダブル洗顔 |
---|---|---|---|
非耐水ジェル/ミルク | 水性ジェル | ミセラ | 不要〜状況次第 |
耐水クリーム/エッセンス | オイル | バーム | 必要 |
スティック | オイル+綿棒 | バーム+綿棒 | 必要 |
スプレー(ボディ) | ボディオイル→石けん | ー | 部位により |
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